あたしおかあさんだからが男性に好都合すぎる
「あたしおかあさんだから」が話題になっていますね。私はまず第一にタイトルからして聴きたくもない歌だと思ったし、くだらなすぎるからその歌関係のニュースも一切読みたくないと思っていましたが、面白い記事を見つけたのでシェア。
共感できた箇所:
見なかっただろうか? 自分の母ではなくても、年末年始や冠婚葬祭に自分の夫が酒盛りを楽しむ中ずっとお給仕をして疲れ果てている母を、ひとり家事や育児に追われて大変そうな母を、遊びに行く夫を後目に自分の趣味もままならない母を、どこかで。おかしいと思わなかっただろうか、同じ人間であって同じ親なのに、母だけが家事や育児をするのを。思わなかったとしたら、どうかしている。
美化された良妻賢母たちの中には、確実にただ順応して我慢せざるを得なかった女性がたくさんいる。子どもに出会えたこと自体は幸せでも、時代的なことだから過ぎたことだからと仕方なく肯定的に受け止めたとしても、女性だからと性別を理由に理不尽な我慢を強いられたことについては、多くが確実に不満だったと思う。差別だから。
おまえおとうさんだろという替え歌は気分がすっきりしますね。
『 おまえ おとうさんだろ 』
作詞・はるかぜちゃん一人暮らししてたね おとうさんになるまえたばこ吸って 朝まで飲んで立派に働けるって イキがってた今も同じね 子どもと遊ばずに黙って逃げるの? 飲み会行くからおまえ おとうさんだろおまえ おとうさんだろ何で1人で寝てるのおまえ おとうさんだろ先におかず食べて お皿はそのままおまえ おとうさんだろこの子の友達の名前知ってる?おまえ おとうさんだろ家族よりじぶんのことばかりおまえ おとうさんだろおまえ おとうさんだろおかあさんだろ?って おまえも親だろ好きな事して 好きな物買って考えるのは自分のことばかり今日は服もご飯も おまえのぶんねーから一緒にレトルトカレー食べましょ自分らしく颯爽と生きるわあたし おかあさんだから
今頃になって、あたしおかあさんだからのような歌が時代錯誤的だと問題になってくるのは嬉しい時代の流れですが、かなり遅すぎですよね。私は小学生くらいからずっと日本はおかしいと思っていたけれども。女性の人権を尊重できる素敵な男性が増えることを願っています。そして、女性も男性に都合のよすぎる刷り込みから脱皮していかないといけない。それを男性のプライドを傷つけないやり方でしていくというのが難しいですね。