ミッフィーのブログ

明日への扉を開きたい

夫は夫、わたしはわたし

(以前アメブロに書いた記事を更新しています)

夫は数年前に、勉強と仕事の両立をしていたのですが、志半ばで(もう80パーセント以上プログラムは終了していたのに)断念しています。その時に、ある年配の方が言った一言がとても気が利いていたので、今でもよく覚えています。

You can't have everything.

わたしは、夫にイクメンであって、家事も手伝い、仕事も勉強も両立し、しかもメンタルも安定して志を貫いてもらいたかったのですが、実際のところ、彼も人間で何かを断念しなければ体力的にもこれ以上機能できないということで苦渋の決断だったそうです。当時ずっと過労過ぎで風邪や炎症などで、病気でなかったときがほとんどないくらいの健康状態でしたので、仕方がないのかなぁと思います。

別になくても他の経歴で十分カバーすることは出来る学位なので、そんなにがっかりすることもないのかもしれませんが、これをlet goするのにかなりかかりました。当時は気づかなかったけれども、マーク・ザッカーバーグも、ビル・ゲイツスティーブ・ジョブズも学校を中退していますね。今思えば、時間は有限なので、するべき沢山のことの中から一番大切なものを選んでそれに専念するのは理にかなったことです。

家族との関係の中で、特にアジア人として気をつけたほうがいいということはバウンダリーだと思うのです。私達のほとんどは程度の差はあっても共依存です。

そして、わたしもご多分にもれず、そういう傾向がまだ完全には抜けきっていません。学生を辞めたのは私ではないのに、何だか本当に残念な気持ちでいました。そんな時に、また例の年配の友だちに、こんな気の利いたことを言われました。

自分の庭だけを手入れしなさい。

(他人の庭、つまり夫の庭の掃除はしなくてもよいという意味)

面白い表現だなぁと思います。

私達が人の庭を掃除してしまう時、お互い成長できなくなってしまいます。そして何でも人のせいにし始めるのです。夫のキャリアのことは神様に委ねて、わたしはわたしのすべきことを進めていくということです。

夫は夫。わたしはわたし。