ミッフィーのブログ

明日への扉を開きたい

アメリカの教会事情

私たちはクリスチャンで、NYに来てから1年も教会を探しているけれどもなかなか見つからないという記事を書いたのですが、それには理由があるのです。

 

miffyblog.hatenablog.com

 

アメリカ社会で白人優位というのは理解できるのですが、私がアメリカに来て一番カルチャーショックだったことは、キリスト教の世界では残念なことに、時代に逆行していて、皮肉にも差別や不公正ばかり目についてしまったということです。

例えば私は韓国系の教会へ通っていたことがあるのですが、日本人としてあまり居心地がよくない場面もありました。もちろん、日本人のことは神様の恵みによってゆるしてもらっているはずなのですが、時には古い世代は日本への恨みとかが出てきてしまいます。一度、韓国人が一番頭がいい人種であるとか、女性は頭が悪いから話を聞く必要はない!(これは韓国でよく言われる冗談らしいです)と言われた時には深い文化の違いを感じました。

アフリカ系の教会は、私は好きなのですが、今度はアフリカ系だけの解放や現在進行形の差別の傷からの癒しということに焦点が当たりすぎて、自分たち以外の人種への配慮がなくなってきます。

白人がリーダーの教会はやっぱり韓国系やアフリカ系に比べて圧倒的に霊的な基盤が弱く、何だかパフォーマンス的だったり、どこかで聞いたことがある説教だったりで、これからはmulti-ethnicの教会の時代だと思わされますが、白人はなかなか別の人種にリーダーシップを譲りません。譲ったとしても、全部白人流。

日本の教会に至っては、礼拝で英語を全く使わないので、日本人しか通えません。国際結婚している人たちには家族で教会に通うのにはかなり無理があります。それに、日本人しか教会に誘えないのもさみしいです。また、女性は発言をしてはいけない(黙っていればよい)という時代錯誤的な牧師もいました。

その他、メキシコ系・トルコ系・ユダヤ系・フィリピン系・中国系・インド系・オーストラリア系など、これまでのアメリカ生活でいろんな教会に行ったことがありますが、日曜日の午前中にこんなに人種毎にはっきりと分かれてしまうのが、一番の矛盾です。教会はダイバーシティーがディフォルトですし、女性が活躍すべき場所です。

そんな中で、私は韓国系がmulti-ethnicをするのに一番ポテンシャルが高い感じがします。今後どこに落ち着くかわかりませんが、私は個人的には韓国系の教会に落ち着けるよう祈りたいです。理由は、韓国系の教会はおいしいランチが出るからです。(皆様にだけの秘密です)別の理由としては、やっぱり韓国系とアフリカ系は大変な試練を経験しているから、信仰の質や霊的な遺産が違うと思います。日本も鎖国時に迫害や殉教などがあったので、これからきっと祝福されると思いますが、私が少しでも役立てたらと願います。