ミッフィーのブログ

明日への扉を開きたい

駐在の奥さんに同情したいこと

夫が去年の7月末にニューヨークの会社に移ってから半年、私達も東海岸に引っ越してから約半年。いろいろ考えてしまう毎日です。

今回の引越しで戸惑っているのはやっぱり引越しが正式に決まってから会社のrelocation packageで3週間弱くらいで本当に一瞬で大移動しまったということ。あんなに普通の暮らしを送っていたのに、この出来事がどんなに突然だったかは、カリフォルニアに住んでいる友達が一番分かっています。。。数ヶ月以上前から分かっていたら、もっといろいろな準備が出来たのに、あまりに突然でした。しかも、そのタイミングに祖母の急死で日本経由でニューヨークへ。数人の友だちを除いて、挨拶もお別れ会も出来なかったのです。。。まさに聖書の出エジプト(exodus) のようでした。今でも何だか不思議な気分だし、カリフォルニアのホームシックです。

だから、今まで全く理解不可能だった、駐在の奥さんとかの気持ちが少しだけ分かるような気がしました。あまりに無理解だったかも?実際にそういう立場になってみると、夫の仕事の理由だけで全くの未知の世界に突然連れて来られて、そこでおめでとう!よかったね!新しい生活を楽しんでね!と言われ、楽しみたいけどやっぱりどうしていいのか分からないのです。夫は新しい仕事にキャリアアップに沢山楽しいことが待っていますが、奥さんの都合はどうなるのでしょう?

そして、私の場合、あまりのショックに、また夫の都合で突然引っ越すことになったらどうしよう?(2年から5年以内に十分ありえる設定)。ある友だちがオンラインでずっと仕事をしていて、私達と同じように、旦那さんの仕事の都合で西海岸から東海岸に引越した時に、自分の仕事に全く影響が出なかったのを見て、これはいいなぁと思いました。でも、私の場合そういうことを想定してなかったから準備不足で仕方がないです。

夫がしたい仕事があったり、もっといい環境に移りたいということだったらNOというつもりはないので、やっぱり自分のキャリアやしたいことなどは後回しにせざるをえず、でもそういうことってどうなんだろうか?と考えてしまいます。

欲張りなのは分かっているし、小さい子供も義母もいるんだからあまり無理は出来ませんが、私はいったいどうやってこれから仕事をしていっていいのか本当に迷っていて、今の時点では在宅で仕事をするのが一番妥当なのかなぁと思い始めているこの頃です。夫も今は仕事のことで精一杯で、私の家事や育児などの負担も増えているので、しばらくはそんなには働くわけにもいかないし。

今まで駐在の奥さんっていいなぁというくらいにしか思っていませんでしたが、今こういうほんの少しだけ似たような環境に置かれて、複雑な立場を多少経験できたような気がします。そういう女性の立場、ちょっと分かってもらえたら嬉しいです。